関西元気文化圏 - 関西元気文化圏賞2004 -

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関西元気文化圏賞

2004年受賞者

受賞者

大 賞
世界遺産登録推進三県協議会
特別賞
野村忠宏 氏
劇団四季
ニューパワー賞
兵庫県立高砂高校ジャズバンド部
堂島薬師堂「お水汲み」実行委員会
小原啓渡 氏

受賞理由

大 賞  世界遺産登録推進三県協議会

 「紀伊山地の霊場と参詣道」のユネスコ世界文化遺産登録は、 2004年のビッグニュースの一つであり、国内でも例を見ない5つの世界文化遺産を保有するという誇りを関西にもたらすとともに、来訪者を増加させ、人的交流や経済の活性化に貢献しました。
 和歌山・奈良・三重の三県で構成される同協議会は、当該登録の実現に向け中心的な役割を果たし、古来よりの自然と人間が共生する文化が世に注目される契機を生み出すとともに、広く国内外へ情報発信することにより、関西の知名度を高めました。

特別賞  野村忠宏 氏(のむら・ただひろ、アテネオリンピック大会 柔道金メダリスト)

 2004年8月にアテネで開催されたオリンピック競技大会の柔道男子 60kg級において、1996年のアトランタ大会・2000年のシドニー大会に続いて金メダルを獲得し、柔道種目としては世界初、日本人としては個人種目初のオリンピック3連覇という偉業を達成しました。氏は奈良県に生まれ育ち、関西の企業を本拠としており、まさに「関西で育ったトップアスリート」です。
 氏の偉業は、柔道発祥の国である日本の地位をより高め、オリンピック競技を通じて関西から日本中を元気にしました。

特別賞  劇団四季

 関西元気文化圏共催事業の登録第 1号であるミュージカル「アイーダ」を上演した同劇団は、従来の慣例によらず大阪を初演の地に選び、2003年12月の開幕より14ヵ月間、405回に及ぶロングラン公演により約40万人の観客を動員する見込みです。来場者の4割を関西圏外から集客するなど、京都劇場での「美女と野獣」公演とあわせて関西圏への来訪者拡大に貢献し、文化の首都圏一極集中に大きな風穴を開けました。
 また、大阪駅前に立地する大阪四季劇場は、関西からの文化情報発信の強力な拠点となり、あわせてナイトカルチャースタイルの普及の可能性を示すことで、関西の劇場文化の活性化への波及効果が期待されます。

ニューパワー賞  高砂高校ジャズバンド部

 全国でも数少ない高校のビッグバンド ※ として 1975年の編成以来OBの情熱的な指導により実力をつけ、ジャパン・スチューデント・ジャズ・フェスティバルで毎年上位入賞を果たし、2002年より3年連続で1位に相当する「神戸市長賞」を受賞しました。
 また、地域のイベントやチャリティーコンサート等への多数出演により、音楽による交流の拡大に貢献、女子高生中心のビッグバンドというユニークさや、部員の音楽に対する真摯さから、 2004年公開の映画「スウィングガールズ」のモデルとなり、全国から注目される存在となりました。関西の元気を全国に向けて発信し続ける同部の今後益々の活躍、将来OBとなる部員の社会での活躍が期待されます。

※ビッグバンド=トランペット4、サックス5、トロンボーン4、ギター・ピアノ・ベース・ドラム各1の総勢 17 名を基本構成とする、大型のジャズバンド。

ニューパワー賞  堂島薬師堂「お水汲み」実行委員会

 古来よりの水の都、大阪の歴史の象徴である堂島薬師堂という歴史的文化遺産に脚光を当て、 2004年3月19日に同委員会が開催した「お水汲み」は、大阪キタ地域の賑わいを呼び起こし、マスコミからも多数注目され、水都大阪再生を象徴する祭事となりました。地元と経済界がタイアップしてのその企画・実行の手法は、他地域での伝統祭事創造のモデルとなりうるものです。
 また、「竹筒護符」を市民からの小口の寄付を募る方法として確立し、継続的な地域密着型イベント開催への先鞭をつけるとともに、地域に根ざした活動を通じ、企業の地元への連携参加のあり方を示しました。文化振興・まちづくり・経済活性化の観点から意義深い当該祭事を手作りで立ち上げ、関西からのパワー発信に貢献しました。

ニューパワー賞  小原啓渡 氏(こはら・けいと、アートコンプレックス1928 プロデューサー)

 舞台公演に対する投資システムである「文化事業ファンド」を、証券会社と組んで本格的に商品化し、「電視遊戲科学館」のロングラン公演成功による配当を実現させるなど、小劇団に長期公演実現への道を開きました。これにより、文化を「支援」対象から「投資」対象に仕立て上げ、ひとつの産業として成長への道筋をつけました。
 また、大阪市住之江区の名村造船所跡を利用し、演劇・音楽・舞踊等総合的な芸術活動の開放地区とする文化アートムーブメント「 NAMURA ART MEETING '04→'34」に実行委員会の代表として参画し、今後30年間の展開が注目されます。京都・大阪地区を中心とした文化振興の旗手として、今後一層の活躍と関西文化力アップへの貢献が期待されます。